【レビュー】HomePod miniって本当に使えるの?半年使った感想【6ヶ月】
みなさんこんにちは、こんばんは
ドラマー兼講師のタクトです。
世の中の半数以上の人が手を出して良いのかわからない物第1位のスマートスピーカー。
その代表格であるAppleのHomePod miniを半年使ってみたのでそのレビューをしてみようと思う。
ちなみに音楽再生についてはAppleMusic等のサブスク契約をしている前提での話になるので注意してほしい。
HomePod mini
Apple製品の中では比較的マイナーな位置にいる様な気がするHomePod mini。
サイズは高さ84.3cm×幅97.9cmと手のひらに乗るぐらい。
製品の機能としてはスマートスピーカーである。
スマートスピーカー
スマートスピーカーとは音楽を再生するだけではなく、家電の操作だったり、タイマーを設定してくれたり、スピーカーに+αな機能がついたものだ。
Appleの他にもGoogleの「Google Home」、Amazonの「Echo」等さまざまなスマートスピーカーが出ているのでどれか聞いた事ぐらいはあるのではないだろうか。
機能としてはどれも似たり寄ったりと思ってくれて大丈夫だ。
これらのスマートスピーカーにはある共通点がある。
それは音声操作が可能だというところ。
Appleの「Hey Siri」、Googleの「OK Google」、Amazonの「Alexa」これらのフレーズをCM等で聞いた事がある人は多いと思う。
この言葉を合図に様々な機能を指示できるのだ。
なんて便利そう!そんなガジェオタ心をくすぐってくるHomePod miniの使い心地はいかに?
順に見ていこう。
音質
まずはスピーカーとしての基本性能。これは普通に良い。
手のひらサイズと上記したが小さいからと侮るなかれ、高音の精細な部分から中低音のズシっとしたところまで結構良く聴こえる。
俺は別にオーディオマニアでは無いので詳しい話は出来ないが、家にある同じサイズ感のスピーカーと比べると明らかに音は良い。
スピーカーに詳しい方のレビュー記事では同価格帯のモノよりも音は良い方らしい。
Appleもそこは推しポイントらしく、ホームページでは一番に音質の良さをアピールしている。
スピーカーとしては普通に優秀だと思う。
連携機能
これがまた Appleらしい機能である。
iPhoneで再生している音楽をHomePod miniの上にかざすだけで簡単に引き継げるのだ。
ここらへんの使い心地の先進はさすがと言ったところ。
ただこの「かざす」反応が微妙に悪いのだ。
曲を検索して、iPhoneをかざしても中々反応してくれない事がしばしば・・・。
イライラが溜まる最中、反応してくれたと思ったら曲が流れ出すまで少し待たされる。
発狂しそうになった頃合いに再生されるので、もしかするとコイツとんでもないツンデレなのかもしれない。
使い勝手はとても良いのでここら辺の小さなストレスを解消してほしいところである。
音声操作
そしてこれがスマートスピーカーの真骨頂、声での操作である。
これを無くしてスマートスピーカーとは呼べないので、「Hey Siri」の合言葉で出来る事を用途別にその使い勝手を紹介しよう。
音楽の音声検索
メジャーなアーティストならほぼ大丈夫な感じ。
結構細かい検索も出来て「○○の○○かけて」の様にアーティスト名+曲名でも反応してくれる。
ただしあまり有名でないアーティストや似たようなタイトルの曲名だと間違えることがあるので、そこはSiriにもっと勉強してほしいところ。ライブハウス行け。
ちなみにフワッとした検索も可能で「ゆったりした曲をかけて」や「ロックをかけて」などリクエストすると内容に沿ったプレイリストが再生されるので、新たな曲・アーティストとの出会いのきっかけにもなった事もある。
これは音楽をやる人間からするとグッジョブである。
タイマーの設定
これ正直めっちゃ使う。
我が家はHomePod miniをキッチンカウンターに置いているので茹で時間等を声で設定する事が多い。
調理をしている時は結構手が塞がっている事が多いし、わざわざ手を洗ってiPhoneからタイマーを設定する手間が省けるのでめっちゃ助かっている。
ただHomePod miniは画面が付いていないので残りの時間を知りたい時はわざわざ「ヘイSiri、タイマー後何分?」と尋ねないと分からないのが玉に瑕。
さらにタイマーが鳴ってもすぐに止めたい場合には「ヘイSiri、タイマー止めて」と言わないと結構な時間鳴り続けてしまう。
手を使わない代わりに口を使う頻度が増えているのは等価交換なのだろうか?
めっちゃ使う機能だけあって、もう少しかゆいところに手が届くようになればもっと使いやすくなると思うのに残念。
家電の操作
AppleのHomeKit対応の家電を持っていないので代替製品の感想になるが、これはボチボチと言ったところ。
俺はSwitchBotという家電をスマート化させる製品を使っているのだが、この命令をiPhoneのショートカットに登録してHomePod miniのSiri経由で作動させている。
何を言っているかよくわからんと思うが、買い物を頼まれたA君が更にB君を使って買いに行かせている様な感じだ。
命令から実行までに5秒程のタイムラグが発生するし、時々失敗もする。
そしてあまり細かな命令が出来ない。
「テレビ消して」「電気をつけて」ぐらいなら大丈夫なのだが「Netflixつけて」「光量を調整して」等の突っ込んだ命令は出来ないのだ。
これはHomePod miniというよりはSwitchBot側の問題なのでしょうがないのだが。
なんにせよ現状で使う場面と言えば、手元にテレビのリモコンが無い時ぐらいなので、あってもなくてもどちらでもよい。
ちなみに「Hey Siri」の合言葉に対しての反応感度は8割ぐらい。たまにスルーされる時があるのは機械相手であっても少し悲しくなってしまう。無視しないで。
まとめ
ここまで色々と機能を紹介したが、普段使っているかと聞かれるとYES。というか毎日使っている。
というのも俺は普段からテレビよりも音楽を聴いている事が多く、特に食器を洗っている時など音声操作で好きな曲を流している。
iPhoneで曲を検索という手間が無くなるだけで「音楽を流す」という元々小さなハードルが無いも等しくなっている。お手軽すぎる。
買った当初「これ使うかなぁ?」と思っていた自分が居ただけにビックリだ。
お値段は2022年2月現在11,880円。
もし購入を検討している人がいれば、まあまあ良い音がするスピーカーに上記の機能をつけてこの値段で買えるかどうか、普段から音楽をよく聴くか、そこが判断基準になってくるだろう。あれば便利ぐらい。
正直悩ましい値段である。1万円あれば他に有意義な使い方はいくらでもある。
ただ今回紹介出来ていないだけで使いこなせていない部分もあるだろうし、なんと言ってもApple製品には所有欲を満たしてくれるデザインやブランドと言った機能面だけではない魅力がある。
大切な人や頑張った自分へのご褒美等、ちょっと良いプレゼントとしては最適かも。
それでは